2013年01月06日

ADA&EASD合同の2型糖尿病のガイドラインその3

Tです。続きです。

②内服薬及び非インスリン注射
個々の患者にどのように治療薬を選択するか、要点はTable.1にまとめている。
2
究極的には血糖コントロールの目的は、生活のクオリティをできるだけ落とさずに、高血糖による高浸透圧昏睡を避け、不安定な血糖値を安定させ、合併症の進展を抑制することである。どの薬剤が有効か、情報は不完全である。(この解答を出すには大規模・長期間の臨床試験が必要である。)血糖コントロールの代替指標(たとえばHbA1c)は一般的に、細血管合併症の発症率に影響を及ぼすが、必ずしも大血管障害の発症率に影響を及ぼすとは言えない。特に、患者にとって安定したメタボリックコントロールが別の具体的な指標となりうる。

メトホルミンは2型糖尿病の第一選択薬としてよく使われるが、作用機序は肝臓でのグルコース生成抑制である。長期使用しても体重に影響が無く、低血糖リスクも上昇しない。メトホルミンには顕著な消化器系副作用がある。乳酸アシドーシスのリスクのある患者においては使用を避ける注意が必要である。前述したが、メトホルミンは心血管に有益であると考えられるが、臨床データは不足している。

最も古い経口薬はSU剤である。β細胞のATPチャネルを閉鎖してインスリンの分泌を促進する。血糖コントロールには効果的だが体重増加、低血糖リスクがある。さらにデータによれば、膵島の機能不全を増悪させ、2次無効が他の薬剤より高頻度である。短時間型のメグリチニド(もしくはグリニド)も同様のメカニズムではあるが低血糖を起こしにくい。しかし服用回数が頻繁である。

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