2013年01月15日

ADA&EASD合同の2型糖尿病のガイドラインその9

Tです。
少しづつですが、終わりも見えてきました。
あと6~7回位で終われそうな感じです。何とか1月中には決着を付けようと思います。
それでは続きです。
誤訳の可能性もあるので、興味のある方は原文を読むことをお勧めします。

④インスリンへの移行と単位調節
多くの患者が注射療法の導入を嫌がるが、医師がその重要性を感じている場合、たいていは支援や教育によって沈黙を打ち破ることが出来る。インスリンは通常は低用量から開始すべき(0.1~0.2単位/kg/日)だが、重度の高血糖の際は高用量(0.3~0.4単位/kg/日)から始めるのが妥当である。最も簡便な方法は基礎インスリンの1回打ちであり、投与のタイミングは患者のスケジュールと全体的な血糖プロフィールによって決める方法である(図3)。
4
インスリンに関して、全般的な説明は今回のステートメントの範疇ではないが、患者個々のインスリンの増量に関してはアルゴリズムに従って教えることができる。もし高血糖が続く場合には少量づつ増量していくのが基本である。例えば、1日あたり1~2単位の増量(もしくはすでにインスリンが高用量の場合は5~10%の漸増)を週1~2回行うことは、食前血糖が事前目標より高い場合は妥当なアプローチである。目標値に近づくにつれて、用量調節は少量づつ、ゆっくりやるべきである。もし低血糖が生じた場合、減量するのが賢明である。自己注射に関して、頻繁なコンタクト(電話やEメール)を医師と取ることが必要である。Practitionerももちろん自分で基礎インスリンの調節はできるが、日常診療よりも密に患者とコンタクトを取らなければならない。毎日の自己血糖測定はこの時にはとても重要である。インスリンの投与量が安定した後には測定頻度は考え直すべきである。



bigvoice212065 at 22:57│Comments(0)海外糖尿病ガイド 

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