2013年02月03日

antimicrobial stewardshipについて その5

Tです。
続きです。
SHEA,IDSA,PIDSは、the Centers for Medicare and Medicaid Services (CMS)が、医療機関にantimicrobial stewardship programを作成し、導入する事を要求すべきだと提言する。これは関連する規制のガイドラインの解釈を拡張させることで用件を組み込むことが可能である。病院、介護施設、長期急性期医療施設、外来手術センター、透析センターを含む全ての医療機関は、IDSAとSHEAが発表した「Guidelines for Developing an Institutional Program to Enhance Antimicrobial Stewardship」をモデルとしたantimicrobial stewardship programを作成し、導入すべきである。プログラムに最低限要求されるのは以下のことである。

A:医師の指示・指導の下、多職種間のantimicrobial stewardshipチームの作成。最低でもチームの1人以上のメンバーがantimicrobial stewardshipのトレーニングを受けているべきである。チームメンバーの数は施設の規模や事情によって異なる。チームメンバーは医師、薬剤師、細菌検査技師、infection preventionist(うまい訳が見つかりません。院内感染の疫学的分析をする人たちのようなので、日本では医師、薬剤師、看護師、検査技師のいずれかが代行していると思われます。)が望ましいが、これに限定はされない。

B:抗菌薬処方は重複しない、臨床上の必要性が実証されたものであること。

C:一般的な感染症のマネジメントのためのマニュアルの作成。

D:抗菌薬使用の改善のための追加の介入。
  ・多剤併用による不必要な抗菌スペクトルの拡大
  ・細菌感染ではない、もしくは汚染や定着した細菌の検体を基にした抗菌化学療法
  ・エンピリカルな治療の際の過度もしくは不足した抗菌スペクトル
  ・検体から確認された病原体を充分に治療できない抗菌化学療法

E:院内基準による制度レベルで抗菌薬使用状況を調べるプロセスをつくること。

F:主要な菌に対する抗菌薬感受性率を示す、施設ごとのantibiogramを定期的に配布する事。

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