2013年02月11日

antimicrobial stewardshipについて その10

Tです。
続きです。

⑤antimicrobial stewardshipの研究が必要である。
抗菌薬耐性に対する理解や、耐性菌の出現および伝播を抑えるための介入に関して、大きな知識のギャップが存在する。同様に、臨床的アウトカムや関連する影響を測定する技量にもギャップがある。SHEA、IDSA、PIDSはこう考える。将来、米国で感染症をマネジメントし、効果的に治療する能力に不可欠な質問に答えるためにも我々は再びトランスレーショナルリサーチに着目すべきである。基礎研究から疫学調査、臨床研究に至るまで、全ての分野のトランスレーショナルリサーチを扱うべきである。2つの大きな問題があり、考慮しなければならない。(1)施設内及び施設間で抗菌薬使用をベンチマーキングし、効果的かつ効率的に介入する方法、(2)stewardshipの臨床での影響を評価することができる、明確で、はっきり定義され、検証されたプロセスとアウトカム指標の設定。初期の研究提案として、以下の重要な問題を示すが、それのみに限定するわけではない。

A:明確な抗菌薬使用の目安、不必要な抗菌薬使用のリスクファクター、適切及び不適切な抗菌薬の使用の定義を標準化するためにも研究が必要である。標準化されたデータ収集ツールもまた、抗菌薬使用データの測定及び解釈を容易にするために政府と専門的機関が開発すべきである。さらに、不適切な抗菌薬使用の主な要因および個々のの危険因子の相対的寄与の設定は、不適切な抗菌薬使用を防ぐための効果的な介入法の開発に必要不可欠である。

bigvoice212065 at 02:11│Comments(0)抗菌薬の管理 

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