2013年02月27日

骨粗鬆症治療薬のまとめ5

Tです。
骨粗鬆症治療薬のまとめの続きです。

            〈メナテトレノン(ビタミンK2製剤)〉
メナテトレノンはオステオカルシンのグラ化を促進する。メナテトレノンが骨粗鬆症患者の骨密度や骨折発生率などにおよぼす影響について検討したRCTの結果が報告されているが、QOLに関するRCTの報告は見当たらない。

・骨密度に対する効果はあるか
中手骨骨密度は、閉経後・男性骨粗鬆症患者を対象とした2RCTでは、対照群に比べて有意差はつかなかった。
腰椎骨密度は、閉経後骨量減少・骨粗鬆症患者を対象とした3RCTでは,対照群に比べて有意に上昇した。

・骨折抑制効果はあるか
閉経後骨粗鬆症患者において、メナテトレノンは臨床骨折(主に椎体骨折)を抑制する。
国内の大規模RCTでは被験者全体に対するメナテトレノンの有意な椎体骨折および臨床骨折の抑制効果は認められなかった。しかしサブ解析により、骨折リスクの高い被験者(5 個以上の椎体骨折を有する患者)に限ると、メナテトレノンは椎体骨折のリスクを39%低下させていた。
閉経後骨粗鬆症患者およびステロイド薬服用中の慢性糸球体腎炎患者を対象としたRCT(神経疾患患者は除外)を解析したメタアナリシスによると、椎体および非椎体骨折の抑制効果は確認されているが、大腿骨近位部骨折の抑制効果は認められなかった。

・評価と推奨
骨密度:グレードB
椎体骨折:グレードB
非椎体骨折:グレードB
大腿骨近位部骨折:グレードC

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