2014年07月02日

SSTIの診断と治療ガイドライン2014サマリーその3

Tです。
続きです。
(以下、誤訳の可能性があるので気になる人は原文を読むことを勧めます。)

Ⅱ.化膿したSSTI(皮膚膿瘍、癤(せつ)、癰(よう) 、炎症性の類表皮嚢胞)の評価・治療には何が適しているか?
1.癰(よう)や膿瘍の、膿のグラム染色及び培養が推奨されるが、典型的なケースではグラム染色や培養無しに治療するとリーズナブルである(strong, moderate)。
2.炎症性の類表皮嚢胞の、膿のグラム染色及び培養は推奨しない(strong, moderate)。
3.切開やドレナージは、炎症性の類表皮嚢胞、癰(よう) 、膿瘍、大きな癤(せつ)の治療に軽症(Figure 1)なら推奨される(strong, high)。
4.切開やドレナージの補助として、黄色ブドウ球菌に対する抗菌薬投与の意思決定は、全身性炎症反応(SIRS)、例えば体温>38°Cもしくは<36°C、>24回/分の頻呼吸、>90回/分の頻脈、白血球数>12000もしくは<400 cells/µL(中等症; Figure 1)の有無に基づいてなされるべきである(strong, low)。癰(よう)や膿瘍患者のうち、MRSAに感受性のある抗菌薬の投与が推奨されるのは、初期の抗菌薬治療に失敗した患者、宿主の防御力が著しく傷害された患者、SIRSを生じ血圧も低下した患者(重症; Figure 1and Table 2)(strong, low)である。

Ⅲ.再発した皮膚膿瘍の評価・治療には何が適しているか?
1.以前の感染部位における膿瘍の再発は、毛巣膿胞や化膿性汗腺炎、または異物などのlocal causesを調べるべきである(strong, moderate)。
2.再発性の膿瘍は感染の初期にドレーンし、培養すべきである(strong, moderate)。
3.再発性の膿瘍の培養後に、検出した病原体に感受性のある抗菌薬で5~10日間治療する(weak, low)。
4.再発性の黄色ブドウ球菌感染症には、ムピロシンによる1日2回5日間の鼻腔内除菌、毎日のクロルヘキシジン洗浄、タオル・シーツ・衣類等個人用具の毎日の除菌を考慮する(weak, low)。
5.再発性膿瘍が幼児期に始まっていた場合、成人患者は好中球障害について評価すべきである(strong, moderate)。

(・・・続く) 

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