2014年07月05日

SSTIの診断と治療ガイドライン2014サマリーその4

Tです。
続きです。
(以下、誤訳の可能性があるので気になる人は原文を読むことを勧めます。)

Ⅳ.丹毒や蜂窩織炎の評価・治療には何が適しているか?
1.血液・皮膚の吸引物・生検・スワブの培養をルーチンで行うのは推奨しない(strong, moderate)。
2.癌化学療法、好中球減少、重度の細胞性免疫不全、immersion injuries、動物による咬傷の患者には血液培養が推奨され(strong, moderate)、皮膚の吸引物・生検・スワブの培養も考慮すべきである。
3.全身性の感染兆候のない蜂窩織炎の典型的なケースにはレンサ球菌に活性を持つ抗菌薬を投与すべきである(軽症; Figure 1)。全身性の感染兆候がある場合(中等症で非化膿; Figure 1)、抗菌薬の全身投与が必要である。多くの臨床医はMSSAをカバーする(weak, low)。蜂窩織炎がpenetrating traumaを生じている患者に関して、MRSA感染が他の部位で起こっている場合や鼻腔にMRSAを保菌している場合、薬物の注射を行っている場合、SIRSが生じている場合(重症で非化膿; Figure 1)、バンコマイシンや他のMRSAとレンサ球菌の療法に感受性をもつ抗菌薬が推奨される(strong, moderate)。質問13で定義されている極めて免疫の低下した患者に関して(重症で非化膿; Figure 1)、広域スペクトルの抗菌薬を考慮するかもしれない(weak, moderate)。バンコマイシン+ピペラシリン・タゾバクタムもしくはイミペネム/メロペネムは、重症感染の場合のリーズナブルな経験的治療として推奨されている(strong, moderate)。
4.抗菌薬の治療期間は5日間が推奨されるが、この期間で改善しない場合は延長すべきである(strong, high)。
5.患部のelevation、及び病因(浮腫や基礎となる皮膚疾患)の治療が推奨される(strong, moderate)。
6.下肢の蜂窩織炎の場合、臨床医はつま先の指趾間部を丁寧に観察すべきである。亀裂の治療、scaling、macerationは病原体のコロニー形成を根絶し、感染症の再発を減らすかもしれない(strong, moderate)。
7.外来治療が推奨される患者は、SIRSでない、精神状態の変化のない、血行動態の不安定な患者である(軽症で非化膿; Figure 1)。入院が推奨される患者は、深いもしくは壊死性の感染や、患者のアドヒアランスが不良である事、患者が重度の免疫不全が懸念される場合、又は外来治療が失敗した場合である(中等症・重症で非化膿; Figure 1)(strong, moderate)。

(・・・続く)

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