2014年07月06日

SSTIの診断と治療ガイドライン2014サマリーその5

Tです。
続きです。
(以下、誤訳の可能性があるので気になる人は原文を読むことを勧めます。)

Ⅴ.抗炎症薬は蜂窩織炎の抗菌薬治療の補助に使用すべきか?
1.非糖尿病成人患者の蜂窩織炎には全身性ステロイド投与(例:プレドニゾロン40mg/日、7日間)を考慮して良い(weak, moderate)。

Ⅵ.再発性蜂窩織炎の評価・治療には何が望ましいか?
1.浮腫、肥満、湿疹、静脈不全、足趾間の異常といった素因を確認、治療すべきである (strong, moderate)。こういったプラクティスはルーチンな患者ケアの一環であり、蜂窩織炎の急性期には必ずやるべきである(strong, moderate)。
2.ペニシリンやエリスロマイシンの1日2回経口4~52週、またはベンザチンペニシリン筋注2~4週ごと、といった抗菌薬の予防投与を考慮してよい患者は、素因の治療・管理を試みているにも関わらず、年に3~4回蜂窩織炎に罹患するような患者である(weak, moderate)。抗菌薬の予防投与は素因が持続する限り続行すべきである(strong, moderate)。

Ⅶ.手術部位感染の望ましいマネージメントはどのようなものか?
1.抜糸+切開およびドレナージを手術部位感染には行うべきである(strong, low)。
2.補助的に抗菌薬の全身投与をルーチンに行うのは推奨しないが、重篤な全身症状(例:紅斑や硬結の傷の端からの広がり>5cm、発熱>38.5度、脈拍>110回/分、白血球数>12 000/µL)を呈した手術部位感染(Figure 2)には切開およびドレナージと供に抗菌薬を全身投与するのは有益である(weak, low)。
3.患者への短期の全身抗菌薬投与は胴、頭頸部、四肢の清潔手術による手術部位感染で全身感染兆候のある場合に行う(strong, low)。
4.MSSAには第一世代セファロスポリンや抗ブドウ球菌ペニシリン、MRSAのリスクが高い場合(鼻腔への定着、MRSA感染の既往、最近の入院、最近の抗菌薬投与)にはバンコマイシン、リネゾリド、ダプトマイシン、テラバンシン、セフタロリンを推奨する (strong, low)。Tables 2 and 3(原文を参照)を参照してほしい。
5.セファロスポリンやフルオロキノロンとメトロニダゾール併用のような、グラム陰性菌や嫌気性菌に活性を持つ抗菌薬は腋下、消化管、会陰部、女性性器の手術による手術部位感染に推奨する(strong, low)。Tables 2 and 3を参照してほしい。

(・・・続く)


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