2017年02月05日

第21回九州化学療法研究会に行ってきた。

Tです。
土曜日にあった第21回九州化学療法研究会に行ってきました。
内容は一般演題3題の後に教育講演、休憩をはさんで特別講演。それぞれ興味深い内容でした。

一般演題の1題目は長大のCREの現状報告。MLST法による解析結果も示されましたが、正直遺伝子レベルの話はサッパリわからん。系統樹の見方とかもチンプンカンプンです。勉強不足だなぁ。

2題目は尾田一貴先生のCHDFにおけるVCMのTDMの話。BMs-Podの新バージョンの公開は間近か?
質問されていた熱傷に関する話は尾田先生の回答は理にかなっているように感じたが、症例発表レベルでは熱傷患者でVCMのTDMに超難渋しましたよ的なものは聞いたことある。浸出液の影響では?という考察をされていたようにも思うがはっきりそこを検証した内容ではなかったと記憶している(記憶違いかもしれないが)。文献レベルでは調べたことない。そういった症例の経験もない。
学問的にはダメダメだが浸出液の影響の有無はともかく熱傷患者のVCMのTDMは難しい、という理解で良いのか?

3題目はBIPMのFNに対する用法用量設定をモンテカルロシミュレーションでやりました的な発表。ターゲットに用いた菌は緑膿菌だった。モンテカルロシミュレーションを臨床応用した発表は久しぶりに聞いたような気がする。

教育講演の内容は日々の感染症診療の話。頭に残ったのは、風邪に抗菌薬を容易に出さなくなった現代だからこそ、改めてレンサ球菌性咽頭炎にはしっかり抗菌薬使おうぜ的な話と咽頭炎にペニシリン系使うとEBVだったら大変という話。このあたりは鑑別が難しい。医師の先生方は大変ですね。

特別講演は耐性菌感染症治療薬の臨床開発をどうするかの話。ほとんど集まらない症例をグローバルに集めよう、ということなんですね。国際的なデータベースの構築は夢のある話でした(色々苦労があるようですが)。
しかしそうなるとやはり某国の薬剤が優先的に治験をされるんだろうか?国産の新薬が耐性菌から世界を救うような夢は見づらくなるのか?なんてことを思ってしまった。 

どれも面白い発表・講演でした。
来週は長崎の某研修に行きます。その後は神戸の環境感染学会。どちらも楽しみです。
bigvoice212065 at 16:32│Comments(2)Tの記事 

この記事へのコメント

1. Posted by だっちょ   2017年02月22日 13:31
先日はご参加ありがとうございました。うまく伝えられたかどうかわかりませんが、この技術の普及活動を続けてまいりたいと思います。
2. Posted by bigvoice212065   2017年02月23日 07:53
コメントありがとうございます。
特にVCMは経済的に見ても抗MRSA薬で重要な役割を担う薬剤ですので先生が特殊病態でのシミュレーションの研究をされる事は社会的にとても意義のある事だと思います。
俺の病院はご存知の通りですので使う機会は無いと思いますが、先生の技術の普及活動は応援しています。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
ギャラリー
  • ポスター出来た。
  • 環境感染学会の思い出
  • 最近ラジオで耳に残った曲
  • 新日本プロレスに学ぶ病院経営
  • 今年のクリスマスは土曜。
  • 今年のクリスマスは土曜。
アクセスカウンター
  • 累計: