100年先の医療の展望

2013年07月04日

100年先の医療の展望その1

Tです。
昨年は6大医学誌の一角である「The New England  Journal of Medicine」の刊行200周年記念年でした。
200周年・・・200年前は日本はまだ江戸時代で、医学といえば杉田玄白先生がまだご存命だった(1817年没、wikiより)頃から、NEJMって発刊されていたんですね。
江戸時代に杉田玄白が読んだかもしれないNEJMを現代の日本の医療従事者が読んでいる、と考えると、何か凄くないですか?(別に杉田玄白に思い入れがあるわけではありませんが、歴史を感じるという意味で。)

さて、そんなNEJMですが、2012年12月27日号に、
A Glimpse of the Next 100 Years in Medicine
という記事が掲載されています。
面白そうなので、数回に分けて訳していきたいと思います。
(以下、誤訳の可能性があるので気になる人は原文を読むことを勧めます。)

「医療における次の100年の展望」

この1年、このジャーナルは刊行200周年記念として、1812年以来の医療におけるscience と practiceのめざましい進歩をとりあげてきた。デジタル技術のおかげで、我々の記念日の祭典は広く話題を集め、NEJM200.NEJM.org siteは100万人以上の訪問があり、ドキュメンタリー映像を大勢が視聴し、同時放送シンポジウム、医療における対話も大勢が視聴した。ジャーナルの200周年は終わりを迎えるが、我々はこの先数十年で医療が直面する変化や課題について考えたいと思う。未来に関して、明確な予想をするのはfoolishなことではあるが、未来の医療の新たな潮流や可能性、principlesに関して考えないのはunwiseである。

(・・・続く)
bigvoice212065 at 01:28|PermalinkComments(0)

100年先の医療の展望その2

Tです。
続きです。
(以下、誤訳の可能性があるので気になる人は原文を読むことを勧めます。)

この先数十年、生体医学の探究ペースは加速するだろう。個々人の状態は分子レベルから遺伝子レベル、臓器レベルまで、薬物相互作用、栄養素、体内の細菌、医療デバイス等により、細かく診断されるようになる。この細かい医療は大規模な母集団データにより個々人に対し、数百万種類の診断が可能となるだろう。研究する母集団も数百万単位のものになり、データの有益性、再現性、相関性を追求した新たな統計的手法を用いた観察研究になるだろう。というのも、患者のモニタリングも含む全てのデータは電子カルテによりインフラ整備されるためである。すでに慢性疾患のマネジメントや予防及びフィットネスのガイドラインはそうなりつつある。医療機器、モニター機器は今より小さく、高性能、インタラクティブで、健康情報の基盤とよりコネクトしたものになるだろう。しかし、データを見る限り、デバイスに関して大きな変化はありそうにない。

(・・・続く)
bigvoice212065 at 12:35|PermalinkComments(0)

2013年07月05日

100年先の医療の展望その3

Tです。
次の100年の医療の展望の続きです。
これまでもそうですが、けっこう苦しい訳になっています。俺の英語能力も底が知れているな。
雰囲気だけでもわかれば良し。
(以下、誤訳の可能性があるので気になる人は原文を読むことを勧めます。)

患者の多面的診断の複雑さ、サイズにより、現在用いられているよりはるかに複雑な診断及び予後のカテゴリに分かれていくだろう。大規模な母集団の多変量ディスクリプタのうち1つだけを見た、最新のゲノム情報による臨床試験ができるようになる。大量のデータの演算処理により、臨床的に有用な分析、もしくはアルゴリズムが生まれるだろう。しかしそれを、大勢が理解できる言語で簡単に要約することなないだろう。複雑ではあるが、経験的に検証されたアルゴリズムは電子カルテに組み込まれ、日々の患者ケアを支援する意思決定ツールとして機能するだろう。管理アルゴリズムは、現在進行中の臨床観察や新たな研究によるインプットに応じて進化し、継続的に変化していく。臨床における意思決定アルゴリズムは完全にデータ由来のものになり、専門家の意見や市場のインセンティブ、committee consensusに左右されないだろう。膨大な量の有効なデータにより、未知の交絡による妨げを受けずに観察からの推論を描くことが可能となる。

(・・・続く)
bigvoice212065 at 20:50|PermalinkComments(0)

2013年07月06日

100年先の医療の展望その4

Tです。
続きです。
(以下、誤訳の可能性があるので気になる人は原文を読むことを勧めます。)

有効性の比較研究が継続中で、モニターされなければならない新しい治療法に関して患者及び支払人(納税者?)は透明性の向上を要求するだろう。迅速に、正確に、決定的に治療法別のリスクとメリットの理解を深める。そしてそのことがregulatory authoritiesに対する、柔軟性を要求するプレッシャーを強める。研究者、医師、および一般市民は、全てのプライマリ・データの公開を、再分析、検定、リファインなどデータに立脚した必要な分析ツールも併せて要求するだろう。データ・セキュリティは進化しなければならない。現状では不可能とも思えるような新たな技術(個人の詳細な情報を開示しながらも、プライバシーの保護を保証するような技術)によって、国民の信頼を勝ち取らねばならないだろう。それにより社会は、包括的な疾病の知識、予防、効果的な治療を不可欠な公共益であると、受け入れるようになるだろう。

(・・・続く)

いや、苦しいですね。いよいよもって訳が怪しくなっていく。
誤訳の指摘は甘んじて受けます。
今後のレベルアップに繋がるような意見を待っています。
bigvoice212065 at 15:03|PermalinkComments(0)

2013年07月07日

100年先の医療の展望その5

Tです。
続きです。
(以下、誤訳の可能性があるので気になる人は原文を読むことを勧めます。)

生体医学、データ技術、臨床のケアはどれもリソースが必要である。しかし、ヘルスケアに多くの経済的なリソースをつかう時代も終わろうとしている。将来の医療が焦点をあてるのは、疾病予防のため、そして治療が必要な患者にベストなものを提供するために、いかに効率的にリソースをつかうのか、である。未来の医療も健康に関する大きな格差を、つまり、豊かな国と貧困な国の格差を縮める。健全な医療のベーシックなものは、どんな社会でも出来るようになる。研究豊かな国は、ベーシックな医療を世界中で実現させることで、世界が安定し、平和がもたらされることを望むだろう。情報通信技術が発達することで、グローバルな健康を改善することが出来るようになる。しかしその目標を達成するには、健康の最低限の基準に到達できる程度には経済、教育を発展させなければならない。先進国においては、医療が進歩するにつれて、道徳的義務は強くなる一方である。

(・・・続く)
bigvoice212065 at 09:30|PermalinkComments(0)
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